企画展・特別展

源平合戦と近江

　曳山博物館では、特別展「源平合戦と近江」を開催しています。

　本展示で扱う「源平布引滝」は、全５段から成る人形浄瑠璃で、後に歌舞伎に移入されました。曳山祭の子ども歌舞伎で上演されたこともあります。この作品は栗東市手原の「手孕み伝説」や人物の将来を見通す予見をふんだんに盛り込み、「平家物語の世界」を舞台上に再現しています。

　この作品の舞台は近江、びわ湖が中心になっており、作中には登場人物のセリフや浄瑠璃の中に近江八景などの名所が盛り込まれています。本展示では、近江と関わりの深い源平布引滝の世界を絵画資料などから紹介します。また、本作品に登場する斉藤実盛は、害虫の鎮送を願う「虫送り」と呼ばれる行事の主人公にもなっており、実盛にまつわる伝承の広がりについても紹介します。

企画展情報

開催期間：

平成２４年４月２３日（月）～５月２７日（日）

会場：

曳山博物館 １階南北エアタイトケース 　２階企画展示室

開館時間：

9時～17時（入館は16時30分まで）

特別展記念講演会「源平布引滝－実盛の生き方」



【講師】

伊藤りさ氏（国立国会図書館職員・早稲田大学演劇博物館招聘研究員）



【開催日】

５月１９日（土）１３時３０分～ 



【場所】

伝承スタジオ



※聴講無料

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主な展示資料