企画展・特別展
土蔵から見つかった 江戸時代の貨幣展
黄金のまち、長浜
長浜は、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が初めて一国一城の主となり、城下町を造成したまちで、近世城下町のルーツといわれています。また、長浜曳山祭は秀吉が男子誕生の祝いに町人へ砂金を振る舞い、これをもとに曳山を造営したのがはじまりといわれています。今回、長浜の旧家から小判その他の貨幣資料が新発見されたことも黄金と由緒の深い長浜ならではの出来事といえるでしょう。またこれらの富裕な大商人たちが長浜の豪華絢爛な曳山祭を支えてきたのです。
発見の過程
平成25年10月22日(火)、改修をおこなっている土蔵二階隅の大きく頑丈な箪笥一棹を長浜市職員が4人がかりで移動しようと傾けた際、箪笥の中で何かが動く音がしました。中には何も入っていないはずなのに物音がするとは変だと思った職員は、箪笥の床板が外れていることに気がつきました。手探りで探してみると上部には隠れたつまみがみえます。このつまみを引き上げたところ、下部の仕切り板が上昇、箪笥の最下部にもう一つの空間があることを確認しました。その中に小さな二つの桐箱があったのです。箱の中には山吹色に光る小判が顔を出していました。
企画展情報
- 開催期間:
- 平成26年1月27日(月)~12月28日(日)まで ※会期中無休
- 会場:
- 曳山博物館
- 開館時間:
- 9時~17時(入館は16時30分まで)
展示の予定
3月24日(月)~6月1日(日) 企画展「江戸時代の貨幣展+貨幣を計る」
6月2日(月)~8月31日(日) 企画展「江戸時代の貨幣展+おもちゃの貨幣」
9月1日(月)~12月28日(日) 企画展「江戸時代の貨幣展+描かれた貨幣」
※そのほかの期間は「江戸時代の貨幣展+豪商のくらし」になります。
主な展示資料
■隠された小判…カラクリ箪笥
■長浜の旧家から見つかった小判
■小判を伝えた旧家の銀製品の数々
展示資料画像