企画展・特別展

曳山を支えた人たち

總當番について

 「總當番」とは、長浜曳山祭の祭典執行に関する行事および事務を統括する、いわゆる事務局としての役割を持つだけでなく、祭典全般に関する権限を持つ機関である。つまり、總當番は祭りの総責任者であり、長浜曳山祭を円滑に執行するうえで欠くことのできない存在であるといえる。 本展示では、その姿を祭典執行の詳細を記した「總當番記録」からリアルに紹介する。

 

三役修業塾について

 三役とは、「振付」「太夫」「三味線」のことを指し、長浜曳山祭の子ども歌舞伎にとって欠くことのできないものである。かつての長浜周辺には、三役を務める人材が多く存在していたが、昭和40年代以降、三役のなり手の数が減少し、それ以降は担い手の高齢化も進んだ。そんな中、平成2年に開講した「三役修業塾」は、自前の三役の養成を目的に設立され、現在では毎年塾生が長浜曳山祭に出演している。本展示では、三味線や衣裳などから、これまでの三役の姿を追うとともに、三役修業塾の足跡を紹介する。

企画展情報

開催期間:
平成26年3月3日(月)~4月5日(土)
開館時間:
9時~17時(入館は16時30分まで)

パンフレットダウンロード

ファイル種類:PDF  サイズ:1 MB

主な展示資料

主な出陳資料(總當番)

●祭典曳山記録

●回章(着帳)

●祭典申合規約 ほか

 

主な出陳資料(三役修業塾)

●三味線

●見台

●浄瑠璃本 ほか

展示資料画像

曳山記録
三味線