企画展・特別展
お金を巡る歌舞伎千夜一夜
夏休み企画展「お金を巡る歌舞伎千夜一夜」について
平成26年7月28日(月)~8月31日(日)にかけて、夏休み企画展「お金をめぐる歌舞伎千夜一夜」を開催します。
いつの世もお金というものはトラブルの原因となります。「地獄の沙汰も金次第」とも言いますが、やはりお金というものは厄介なものです。
歌舞伎や浄瑠璃の世界ではさらにややこしいものになって、登場人物が窮地に追い込まれてしまいます。
特に「傾城」と呼ばれる遊女の身請けは大金をつぎ込みますが、主人公が破たんしてしまいます。
そこで、今回は旧家の蔵から見つかった小判の展示にちなみ、男たちを虜にし、大金を使わせた遊女を歌舞伎十八番でお馴染みの通称「助六」の揚巻、「碁太平記白石噺」(安永9年(1780 年)初演)の宮城野、「恋飛脚大和往来」(初演年代不明)の梅川を中心にお金にまつわる歌舞伎の世界を紹介します。
【同時開催】
土蔵から見つかった江戸時代の貨幣展
<<期間限定展示テーマ>> おもちゃの貨幣
旧家の土蔵から見つかった小判や銀製品、からくり箪笥など多数展示中です。その他期間限定展示として、江戸時代の子ども達が遊んだ、土製品のお金も展示しています。
次回期間限定展示
企画展「土蔵から見つかった江戸時代の貨幣展+描かれた貨幣」
開催期間:平成26年9月1日(月)~12月28日(日)
企画展情報
- 開催期間:
- 平成26年7月28日(月)~8月31日(日)
- 会場:
- 曳山博物館
- 開館時間:
- 9時~17時(入館は16時30分まで)
- 休館日:
- 会期中無休
- 入場料:
- 大人600円、小中学生300円
*長浜市・米原市の小中学生は無料
ファイル種類:PDF サイズ:
主な展示資料
出陳資料
1)黒地牡丹唐獅子紋様襠 歌舞伎装束 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
2)紅地鳳凰紋様胴抜き 鯉柄天鵞絨俎板帯 歌舞伎装束 |
現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
3)青紫地枝垂藤模様襠 歌舞伎装束 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
4)紅地花鼓裾模様胴抜き 歌舞伎装束 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
5)紅地花鳥亀甲紋散振袖 歌舞伎装束 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
6)伊達兵庫 歌舞伎鬘 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
7)島田鬘 歌舞伎鬘 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
8)禿島田 歌舞伎鬘 | 現代 | ミュージアム中仙道蔵 |
9)歌舞伎小道具(小判) | 現代 | 個人蔵 |
10)絵画「仮名手本忠臣蔵 勘平切腹の場」 (中川とも) |
昭和41年(1966) | 岐阜県中津川市蔵 |
11)絵画「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」 (中川とも) |
昭和41年(1966) | 岐阜県中津川市蔵 |
12)絵画「恋飛脚大和往来 大和新口村の場」 (中川とも) |
昭和35年(1960) | 岐阜県中津川市蔵 |
13)黒地比翼紋付 歌舞伎装束 遊女梅川(恋飛脚大和往来新口村) |
現代 | 個人蔵 |
14)黒地比翼紋付 歌舞伎衣装 亀屋忠兵衛(恋飛脚大和往来新口村) |
現代 | 個人蔵 |
15)駕籠 | 昭和56年(1981) | 月宮殿田町組蔵 |
16)引き船 | 昭和56年(1981) | 月宮殿田町組蔵 |
17)外題板「邯鄲梅花情」 | 現代 | 月宮殿田町組蔵 |
18)花魁提灯 歌舞伎小道具 | 現代 | 月宮殿田町組蔵 |
展示資料画像