企画展・特別展
長浜型曳山の系譜 ーその成立と伝播ー
長浜曳山祭の曳山に代表される芸山(舞台付曳山)形式は、18世紀前半にそのかたちを整え、その後19世紀に入り亭(2階部分)を増設するなど、建立後に数多くの改造が加えられ、徐々に現在知られる曳山へと進化してきました。
この芸山形式は「長浜型」と呼ばれ、その多くは大工・藤岡和泉およびその一門によって制作され、江戸時代後期以降、湖東や西美濃、さらに北陸地方にまで伝播していきました。
本展覧会では、長浜や他地域の曳山模型、資料などから、長浜型の曳山の成立過程と伝播、さらにはその文化的重要性を再認識していただけれ ば幸いです。
企画展情報
第1会場
- 開催期間:
- 平成28年3月19日(土)~ 4月17日(日)
- 会場:
- 長浜市長浜城歴史博物館2階展示室
- 開館時間:
- 9時~17時(入館は16時30分まで)
- 休館日:
- 会期中無休
- 入場料:
- 大人400円 小人200円
※長浜市・米原市の小中学生は無料
第2会場
- 開催期間:
- 平成28年3月7日(月)~5月8日(日)
- 会場:
- 長浜市曳山博物館1階・2階展示室
- 休館日:
- 会期中無休
- 開館時間:
- 9時~17時(入館は16時30分まで
- 入館料:
- 大人600円 小人300円
※長浜市・米原市の小中学生は無料
第1会場 展示説明会
平成28 年3月19 日(土)午後1時30 分~
第2会場 展示説明会
平成28 年3月18 日(金)午後1時30 分~
講演会
○ 日時 平成28年3月12日(土) 午後1時30分~
○ 場所 長浜市曳山博物館 伝承スタジオ
○ 内容 「長浜曳山の建築工匠藤岡家と周辺の大工たち」
講師:山岸常人(京都大学大学院工学研究科 教授)
ファイル種類:PDF サイズ: 1 MB
主な展示資料
第1会場
1)長浜魚屋町組山建地割図 1枚 江戸時代後期 藤岡家大工資料
2)田町組山建地割図 1枚 江戸時代後期 藤岡家大工資料
3)宮町組山建地割図 1枚 文化13年(1816)頃 藤岡家大工資料
4)濃州垂井駅紫雲閣山建地割図 1枚 明治3年(1870)頃 藤岡家大工資料
5)垂井山建地割図 1枚 明治3年(1870)頃 藤岡家大工資料
6)米原行山建地割図 1枚 明治3年(1870)頃 藤岡家大工資料 など
第2会場
1)長浜曳山祭 翁山模型 1基 江戸時代後期 個人蔵
2)長浜曳山祭 諫皷山模型 1基 江戸時代後期 個人蔵
3)長浜型曳山模型 1基 江戸時代後期 個人蔵
4)長浜曳山祭 猩々丸模型 1基 江戸時代後期 猩々丸舟町組蔵
5)下山図面 10点 現代 個人蔵
6)長浜曳山祭 青海山模型 1基 現代 本館蔵 など
展示資料画像