企画展・特別展

ユネスコ無形文化遺産 登録の意味するもの

 「長浜曳山祭の曳山行事」が、全国の三十二の「山・鉾・屋台行事」とともに、ユネスコ無形文化遺産登録される予定です。これまで約400年の歴史を歩んできた私たちの祭りは、公権力の規制や干渉など幾多の障害を乗り越えて現在に至ります。そしてこれからは地元の誇れる祭りとしてだけでなく、世界の叡智として伝承されて行かなければなりません。
 本展示では、これまでの長い歩みの中から戦後の復興を取り上げます。昭和十二年から十一年間戦争で途絶えていた子ども歌舞伎は、戦後の昭和二十三年に再開されました。このとき中心となったのが現在の長浜市小谷丁野町出身の二代目・富士松山楽でした。彼は歌舞伎に熱情を注ぎ、地元で子どもたちを養成し公演を行っていました。ここではその偉大な業績を紹介するとともに、長浜曳山祭が農村部の豊かな文化を柔軟に取り込みながら未曽有の世界大戦から見事に復活する様を紹介したいと思います。合わせて、江戸時代から昭和初期の長浜曳山祭の歴史と様相を関連資料から紐解きます。

企画展情報

開催期間:
平成28年10月24日(月)~平成28年12月11日(日)
会場:
曳山博物館(元浜町)
開館時間:
9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:
年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:
大人600円 小人300円
※長浜市・米原市の小中学生は無料

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