企画展 「長浜町衆が伝えた美術」

長浜市曳山博物館(館長:岡本保男)では企画展「長浜町衆が伝えた美術」を開催します。

長浜曳山祭は、伝統的な建築や工芸の粋を集めて建造された曳山の上で、子ども狂言(歌舞伎)を演じる祭礼として知られています。今日まで受け継がれた曳山や子ども狂言は、商工業都市として発展した旧長浜町の富と、長浜町衆をはじめとする湖北の人々の芸術や文化に対する深い造詣があってこそ生まれたものです。

当館では、曳山祭に関する資料に加え、そうした曳山祭を支えた人々の芸術や文化に関する資料の収集・保存・展示も重要な役割と考えており、それらに関する様々な資料の寄託・寄贈を受けています。

本展では、当館の活動の中で昨年新たに寄贈を受けた資料を展示し、長浜の人々の身の回りにあった美術工芸を紹介します。先人たちが遺した文化の香りを楽しむとともに、曳山博物館の活動についても知って頂く機会となれば幸いです。

企画展情報

開催期間:
令和2年10月24日(日)~12月14日(月)
会場:
長浜市曳山博物館 1F曳山展示室・2F企画展示室
休館日:
会期中無休
入場料:
大人600円、小中学生300円
※20名以上の団体は2割引、長浜市・米原市の小・中学生無料。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳等をお持ちの方及
び付添いの方1名は無料。(手帳等証明書をご提示ください)

そ の 他
新型コロナウイルス拡大防止のため、来館者の皆様にはマスクの着用・玄関での手の消毒、連絡先カードの記入(代表者のみ可)にご協力いただきますようお願いいたします。

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主な展示資料

群仙図屏風

紙本著色 江戸時代(後期) 当館蔵/一八屋関連資料 汀(みぎわ)に集う六人の仙人を描いた作品。瓢箪(ひょうたん)や笛、杖など八仙(道教(どうきょう)の代表的な8人の仙人)に通じる持物(じもつ)を持つ者もいるが、全体としては八仙の伝統的な表現とは一致しない。落款(らっかん)(署名と印)がないため作者は不明であるが、画中人物の顔貌(がんぼう)の描き分けや明確かつ流麗な衣服の皺(しわ)や襞(ひだ)の表現からは、作者の巧みな画技がうかがえる。

 
牡丹鶏図

君章 画 紙本金地著色 明治18年(1885) 当館蔵/一八屋関連資料

番(つがい)の鶏に牡丹と小禽(しょうきん)を描いた著色画。作者である君章という絵師の画業については明らかでない。いずれの事物も細やかに描かれており、牡丹の花弁は輪郭線の使用を控えて表現されている。制作年は乙酉(きのととり)とあり、裏面の貼交の中には中島来章(なかじまらいしょう)の落款のある作品がみられることから、明治18年の作であることが推測できる。