企画展・特別展
歌舞伎に登場する女性たち
特別展「歌舞伎に登場する女性たち」の開催について
平成26年11月10日(月)~12月21日(日)にかけ、「歌舞伎に登場する女性たち」を開催いたします。
歌舞伎は江戸時代初め「お国」が始めたとされ、女性を中心とした舞踏的傾向の強いものでした。
それが「茶屋遊び」という簡単なストーリーを含むものになり、男性が女性に、女性が男性の役を演じるという規制概念を覆した手法でした。
その後、歌舞伎は男性のみで演じられるものとなりました。
本展示では、その点に注目し、男性が女性を演ずるということの本来的意味は「最も昇華された理想の女性」を表現することに帰結するのではないかと考えました。
ここでは通常言われる歌舞伎創出のころ色恋沙汰のトラブルから女性が歌舞伎の世界から締め出されたという観点から展示をするものではありません。
男性が女性を演じること、それ自体がいわばユネスコ無形文化遺産である歌舞伎の真骨頂ではないかと考え表現したいと思っています。
展示では長浜曳山子ども歌舞伎を中心に、時代物・世話物のヒロインたちの姿を装束や冨田人形など多方面から追ってみます。
近世の名品彦根図屏風を画題にした深鉢皿も登場します。ご期待下さい。
企画展情報
- 開催期間:
- 平成26年11月10日(月)~12月21日(日)
- 会場:
- 曳山博物館(元浜町)
- 開館時間:
- 9時~17時(入館は16時30分まで)
- 休館日:
- 会期中無休
- 入場料:
- 大人600円、小中学生300円
※長浜市・米原市の小中学生は無料
取り上げる演目とヒロイン
・京鹿子娘道成寺―清姫
・伊達娘恋緋鹿子―お七
・壷坂観音霊験記―お里
・恋女房染分手綱―重の井
・伽羅先代萩―政岡
・妹背山婦女庭訓―お三輪 ほか
ファイル種類:PDF サイズ:2 MB
展示資料画像