企画展・特別展

シリーズ干支 未

2015年の干支「未(ひつじ)」を題材として

 未は未来への展望を意味しますが、未年の人は総じて気がやさしいといわれ、男の人なら今でいう草食系といった雰囲気でしょうか。
 未は羊とも書き、「祥」「善」「美」という漢字が思い浮かび、美しさや優しさの象徴として縁起物、お守りとされてきました。
 キリスト教では神のお使いとされ、仔羊は神の子であり、神そのものとも考えられています。
 中国では牛に並んで古くから農畜において大切な動物とされてきました。
 本展示では、祇園会保昌山の懸装品である前懸(重要有形民俗文化財)と円山応拳作の前懸下絵(京都市指定有形文化財)をはじめ、白くまっとりとした干支の置物や玩具、そして社寺に刻まれた姿など多方面から追ってみました。

 
曳山博物館 館長 中島誠一

企画展情報

開催期間:
平成26年12月22日(月)~平成27年1月25日(日)
会場:
曳山博物館(元浜町)
開館時間:
9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:
年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:
大人600円、小中学生300円( 団体20名様以上2割引)
※長浜市・米原市の小中学生は無料

パンフレットダウンロード

ファイル種類:PDF  サイズ:2 MB

主な展示資料

祭に描かれた未

・重要有形民俗文化財保昌山復元新調緋羅紗地蘇武牧羊図前懸

…一枚 保昌山蔵

・京都市指定有形文化財祇園会保昌山前懸下絵円山応拳筆

…二曲屏風一隻 保昌山蔵

・絹本着色未草図

…一幅 個人蔵

縁起・お守りの未たち

・小幡人形未

…七点 東近江市近江商人博物館蔵

・引き札(仏壇仏具 道仁店 伊部町)

…長浜市長浜城歴史博物館蔵

・記念切手

…個人蔵

・未木目込み人形

…四十二点 個人蔵

展示資料画像

重要有形民族文化財祇園祭山鉾二九基のうち

写真提供:株式会社龍村美術織物

 

京都市指定有形文化財祇園会保昌山前懸下絵屏風円山応拳筆

写真提供:京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課

 

引き札