企画展・特別展

秀吉と長浜-曳山祭り成立のころ-

 天正元年(一五七三)九月一日、小谷城が落城し、戦国大名浅井氏が滅亡しました。織田信長は、浅井攻めに戦功のあった羽柴秀吉に、浅井氏旧領の坂田・浅井・伊香三郡を与え、秀吉は小谷城の城主となりました。しかし秀吉は、翌年正月から小谷の南西の湖岸沿の今浜(現長浜市)に築城を開始し城下町の造成を始めます。

 長浜曳山祭の起源は、秀吉が八幡宮の祭礼「源義家の社参」行事を復興した「武者行列」にあるとされています。これが「太刀渡」の行事です。最初は秀吉家臣が武者行列を行いましたが、その後町年寄(十人衆)が受け継ぎ、江戸時代には小舟町に引き継がれ、現在に至っています。

 今回の企画展では、長浜祭の基礎を築いた秀吉の長浜城時代の事績を、古文書や資料などから紹介します。

企画展情報

開催期間:
平成29年5月15日(月)から平成29年7月16日(日)
会場:
曳山博物館(元浜町)
開館時間:
9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:
年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:
大人600円、小中学生300円
※長浜市・米原市の小中学生は無料

展示資料画像

大身槍 銘 かうしゆうなかはま吉ゑもん作(部分)
羽柴秀吉朱印状 (鮒鮓礼状)長浜町惣中宛
太閤記図屏風
羽柴秀吉書状 小寺高友(休夢斉)宛