企画展・特別展
大垣祭の軕行事展1
大垣祭の軕は濃尾震災、終戦間際の空襲によって多数の軕を失いましたが、その後、復活を果たし、現在では13両の軕が城下町を巡行し、華麗な祭絵巻を繰り広げます。そして今年3月、東西の祭文化の融合と藩主戸田氏下賜の軕という両面から評価を受け国指定重要民俗文化財に指定されました。同時に「長浜曳山祭の曳山行事」を含む「日本の山・鉾・屋台行事」とともにユネスコ無形文化遺産登録候補になり、来年11月、晴れて登録される予定です。
本展示では曳山を通じて文化的つながりも多い長浜のすぐお隣の岐阜県大垣市の大垣祭を紹介します。また長浜曳山祭の壽山の胴幕、大垣祭の相生軕の見送り幕、そして伏見稲荷大社の天狗榊山の見送り幕が共通であるという点にも注目し、その縁を探ることにしました。残念ながら相生軕の見送り幕は焼失してしまいましたが、その一端を確認できるという期待を胸に抱きながら企画いたしました。どうかこの機会に曳山文化の多面性と絆の深さについて再認識いただければ幸いです。
企画展情報
- 開催期間:
- 平成27年10月5日(月)から11月15日(日)
- 会場:
- 曳山博物館(元浜町)
- 開館時間:
- 9時~17時(入館は16時30分まで)
- 休館日:
- 会期中無休
- 入場料:
- 大人600円、小中学生300円
※長浜市・米原市の小中学生は無料
ファイル種類:PDF サイズ:1 MB
展示資料画像
壽山胴幕と奥屏幕「竹林七賢人図」
大垣市教育委員会蔵
伏見稲荷大社蔵(京都市指定有形民俗文化財)